お店まわり

燕 −つばくらめ−

燕 −つばくらめ−

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前回の綴りから、1年以上経っていました。   昨年は秋から冬にかけて、稲わら携えて、あちこちにわら細工を広めに奔走。 年明けはすっかり冬眠モードに。 春からめきめきと身体と心が開いて、野良仕事三昧の毎日でした。       昨年は田植えの時期に水がなく、「水がない」と地区の方が口々に言われていたため、今年もお水が心配でしたが、無事に田植えが終わりました。 田植えの時期の、窓の外の水鏡の風景が大好き ...
つばくらめ

つばくらめ

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家の周りでは、ツバメやヒバリの声が聴こえる季節になりました。   昨年、店主の作業場の入り口の電球に、ツバメが巣を。ツバメの巣を間近で見たのは初めてで、泥と草でこんなにも見事な造形を作り上げることに驚くと同時に、自然からあまりにもかけ離れてしまった人間のものづくりを情けなく思いました。 都合よく自分以外のものをねじ曲げるのではなく、ある物で必要なものを作り出すブリコラージュなものづくりの先生は、こ ...
いのち

いのち

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例年の如く、昨年も秋から冬にかけて、市のアートイベントのお仕事にしめ縄づくりのワークショップと、とても充実した毎日でした。 自分へのご褒美に、本を。私自身が読みたいものと、息子に読んでもらいたいものと。その中の一冊『さよならのあとで』。 私自身が20代で経験した両親との別れがとても辛く、大きなものをなくした時に支えになる言葉を渡しておきたいという思いから、生きている間に息子に贈ろうと、ずっと思って ...
秋

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周りの田圃では、稲刈りが終わりました。 田植え前の水をたたえた田圃が一面、水鏡になる季節も好きですが、この季節も大好きです。早めに刈り終わった田圃では蘖の緑も夕日に綺麗です。   例年、この季節は、お昼は稲刈りの音と匂い、日が暮れてからは地区の氏神様が祀られている神社の例祭に奉納するお神楽のお囃子の音に地区中が包まれます。 昨年、今年は、お神楽も中止となりました。 校区外の学校に通っている息子にと ...
バランス

バランス

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数学が大好きだった。 答えはひとつ。それ以外は間違い。シロとクロの間にはっきりとした線引き。 それが潔く、気持ち良かった。     私たちが暮らす社会には、シロにもクロにも属さない曖昧なことやはっきりしないことがたくさん。 そのぼんやりしたことたちや、それらを受け入れて許すことが、この世界を豊かに、優しくしているんだと思う。     そんなことを考えていた数日後、息子とケンカ。 家族との約束を守ら ...
想定外

想定外

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息子の春休みが終わり、新学期が始まりました。長期のお休みは私も一緒になって全力で遊んでしまうため、お休み後半からお休み明けはいつも母の私の方が消耗しています。 やっと普段のリズムや体力が取り戻せてきたなぁ…と思っても、やっぱり相変わらず毎日あっという間です。   夏の畑の準備に山菜の下処理や保存、中晩柑のピールづくり、よもぎの収穫と乾燥…そろそろドクダミやスギナも出てきてる! 竹細工も上手くなるた ...
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