まると四角

    

朝晩涼しくなって、秋らしくなりました。冬の畑の準備もすすめています。

先月の終わりに蒔いた玉ねぎの種。順調に芽が出て、育っています。

畑を始めるまでは、玉ねぎの種はもちろん見たこともなかったし、はじめはこんな小さな芽からなんだと、何も知らずに食べものをいただいていることに愕然としました。

畑からも学ぶことはたくさんです。

畑のあちこちでは、こぼれ種から発芽したアブラナ科の葉や人参の可愛らしい葉が元気で、目にするたびにとても愛おしく感謝の気持ちでいっぱいになります。

草たちもすくすく育っている私の畑は、野の花も綺麗です。

ヨメナにセリに秋桜。お部屋に少しいただいてきて愛でています。

私が四角い育苗ポットと向き合っていた先週、店主はまぁるい色たちとにらめっこしていました。

パレットの色を調合して、椅子の修復をしているところです。欠けて色も剥げた木部に、色を入れています。

最近、家具の修理のご依頼を多くいただきます。

・テーブルの塗装が剥げてきたから、綺麗に塗り直したい。

・椅子が壊れたから、直してまだつかいたい。

など、とても嬉しいご依頼です。

安価で短寿命なものが増えて、自然に大きな負荷を与えているヒトの営みですが、手を入れて、再生して、長い間つかうことができる自然素材のものが、もっともっと増えるといいなと思っています。

最終的には土に還るということの意味の大きさを、野良仕事やものづくり、手仕事を通して改めて感じる日々です。

浴衣を解いて、パンツにリメイクしている作業途中のアイロン台で寝る小梅さん。布や毛糸、麦わらの中に埋まって寝ています。

大切なひとへの贈りもののリストウォーマーも、寒くなる前に編み進めないと!秋の夜長も、暮らしの中に楽しみがいっぱいです。