恵み

    

3週間足らずの短い夏休みが終わり、息子の学校へ通う日々がまた始まりました。

夏休み明けの今日は水曜日。店主がお弁当当番の日だったので、私はお布団の中でジュージューフライパンの音を聴きながら、少しのんびりさせてもらいました。

 

夏休みが始まった今月のはじめは、お天気も冴えなく空気がよどんだ日が続いて、気持ちもどんよりでした。(息子は構わず、釣竿背負って自転車で川へと出かけておりましたが…。)

お盆に入る頃、急にお天道様がパワフルで、空気も済んで、思い立って梅干しを干しました。

去年干し損ねた赤梅干しと白梅干しも一緒に。去年漬けたものは、流石によく染まっています。

息子のお弁当に梅干しは欠かせません。今日も店主がお弁当のご飯の上に、一昨年の梅干しを一つ。

梅干しづくりは今年で8年目。ようやく満足のいく梅干しができ始めた気がしています。

 

今年は梅雨が長く、夏野菜が例年ほどできていません。1年分のピューレを作りたくて、トマトを20本ほど植えたけど、家族3人で食べきれる量しか採れていません。

梅雨が10日ほど長くなるだけで、こんなにもお野菜の出来に影響が出るとは!(他にも原因があるのかも知れませんが)

私たちは自然に生かされているし、自然でできていることを改めて感じます。

 

トマトと一緒に育っているバジルは、例年通りのお恵みを与えてくれています。シソ科万歳!

毎年3人が楽しみにしているバジルペーストを作りました。夏はてき面に食欲が落ちる店主と息子も、自家製ジェノベーゼのパスタはよく食べてくれます。

お恵みに感謝です。

お恵みといえば。今年は6羽のキンカチョウが新たに元気に育っています。

こちらの4羽は上の子たち。雄が1羽、雌が3羽です。親鳥たちは、一番左の子(♂)と左から3番目の子(♀)と同じ体色なのですが、今年はシナモンカラーの子たちが6羽中2羽産まれてきました。神秘的です。

先日、息子の14歳のお誕生日のお祝いをしました。例年だと、お盆中親族の帰省やお墓まいりでなんとなくバタバタと過ぎていましたが、今年は家でゆっくり食卓を囲んでお祝いをしました。

魚を釣るのも食べるのも大好きで、ずいぶんお料理が上手になった彼に、出刃包丁とまな板を贈りました。出刃包丁は名入り、まな板は店主お手製。私からは、手づくりの甚平も贈りました。

父と母に息子の顔を見せたかったなぁ。きっといつもお天から見守ってくれているのでしょう。優しい子に育っていて、本当に嬉しいです。

明日からもまた、優しい日々が送れますように。