藁(わら)う会

今年も稲刈りの季節に。田植えの時期にお水が少なく心配でしたが、お恵みに心から感謝です。

そして、今年もやる気マンマンです!しめかざりづくり!

 

 

 

昨年までに3回のしめかざりワークショップを開きました。

その度に「縄を綯うのが難しい」というお声をいただき、実際に苦戦される方が沢山いらっしゃいました。

そこで、まずは藁という素材に触れ、藁に慣れるというステップが必要なのかなぁと考えました。

少しずつステップアップして、年末のしめかざりに挑戦しよう!という3ヶ月に渡るワークショップです。

 

初回の10月は、藁に触れて、構造や処理の仕方を学び、簡単な細工でできる唐辛子吊るしを作ります。(自然と私が畑で育てた唐辛子を使います。)

2回目の11月、縄を綯う練習をします。できた細縄で鍋敷きまでできたら万歳!

3回目の12月は、いよいよしめかざりづくりです!

 

 

日本のソウルマテリアル、稲藁。捨てるところがないと言われる素晴らしい素材です。

細工をした生活用品は家の中で。畑では土を肥やすもととなったり、土や作物を守ってくれたり。

お役目を終えたら土に還り土を肥やす。天晴れ!超循環素材!

 

もっと沢山の方に、稲藁細工の楽しさを知っていただきたい。日本には素晴らしい素材や技がイッパイです!

ご参加をお待ちしております!

藁(わら)う会

 

□日時:①10月22日[土]・23日[日] 10:00-12:00【ご都合の良い日を選んでお申込ください】
    ②11月19日[土]・20日[日] 10:00-12:00【作業の進捗により、両日お越しいただいて結構です】
    ③12月17日[土]・18日[日] 10:00-14:00【ご都合の良い日を選んでお申込ください】
 
□場所:森重生活用品店前
□お代:①1,500円  ②2,500円  ③3,500円(材料費・受講料を含みます)
□持ち物:はさみ・タオル(汚れても良いもの)・作業中のどを潤す飲み物
□定員:5名様程度 ※申し込み先着順とさせていただきます。
■3回通してのご参加をおすすめしますが、受講できる回だけのご参加も承ります。

□お代につきまして:現金のほか、ご自分で育てられた野菜や自然をいただいて手作りされたものでのお支払いも歓迎いたします!コトコト交換、モノコト交換で、豊かな交流しませんか?

お申し込みをお待ちしております!どしどし!

「ものをつくる」ことにおいて、素材に慣れることはとても大切なことだと感じています。

 

今回は、しめかざりづくりの前に、藁に触れるステップを設けました。

最初は戸惑いながらも、最終回のしめかざりづくりになると、躊躇なく縄を綯われるみなさんの手に、思わず嬉しくなりました。

 

今年は、息子も一緒に参加者の方に手ほどきをしたり、焚き火でバームクーヘンや猪汁をつくって振舞ってくれたり。

とても頼りになる相棒となりました。

また、今年は、毎度お馴染み山口市仁保のイタヤマノウエンさん、息子がお世話になった小郡幼稚園旧園舎のななつはさん、もりのこえんさん、市内の地域交流センターや山口ふるさと伝承総合センターでのワークショップにも出かけました。

行く先々での出会いが、私にとってかけがえのない宝物になってきています。

お声掛けいただき、本当にありがとうございます。

 

 

暮らしの中で藁に触れる機会は、ほぼ皆無という暮らしの様式になりました。

が、藁を知れば知るほど、本当に優れた素材だと気付きます。

 

均一な仕上がりの工業製品に囲まれていると、どれも違う材料の形や太さ、仕上がりに戸惑う感覚を持つ人が大多数ではないでしょうか。

本来、自然をいただいてつくられるものは、同じ素材で同じものをつくっても、色味や強さ、表情が全て異なる一点ものです。

 

「ものをつくる」ことから見えてくるものは、ただ目の前のことだけではありません。

ご自身の手でつくることを、もっとたくさんの人に体験していただきたい!

工業製品ではない、小さなものづくりをしている私たちの日々の創意工夫を、少しでも感じていただけたら嬉しいです。

 

 

2023年もまた、しめかざり屋、走ります!

ご参加くださったみなさん、本当にありがとうございました。

 

 

今年も、手仕事の場に興味を持って足を運んでくださる方々にお会いできるのを、心から楽しみにしております!

ありがとうございました!