息子が長い春休みに入り、2週間ほどが経ちました。週末に家族3人で通っている湖の艇庫も使えなくなり、毎週末の楽しみのボートも漕げていません。
中学生男子のあり余るエネルギーを、野良仕事や薪割りで発散させています。
斧がとても重たいので、私には振り上げることも難しい。見ていて危なっかしいときもありますが、ずいぶんと色々な面で頼れるようになりました。
かと思えば、鍬で畑を耕すときにはすぐにへこたれますが…。
本もよく開いています。
最近では、父と同じ本をよく読むようになったので、本のチョイスも少し楽になりました。
夏休みよりも長くなる予定のこの春休み。息子は木と竹をつかい、色々なものをつくっています。
家の周りから竹を獲ってきては、器用に加工をして竹竿をつくったり。店主の作業場の端材でバードフィーダーをつくったり。
最近は、父である店主と話している時間がとても楽しそうです。
ものづくりの加工の仕方を教えてもらったり、釣りの話をしたり。家に仕事があると、自然に教育もそこにあるんだと気づきます。こういう時間が、これからの息子の人生への大きな糧になると信じたい。
店主がここで家具づくりを始めてから、私も自然な流れで野良仕事や手仕事をするようになりました。子を導く立場である親の、手を動かしてものをつくる姿や、食べ物をつくり生き物を慈しんで育てる姿、つまりは『家』そのものがとても大切なんだと、実生活を通して痛感しています。土と手仕事を放棄してしまった時から、なんだか色々息苦しい方向へと進んできてしまったんじゃないかなぁと思っています。
本日店主は家具の施工に出かけて不在ですが、階下の作業場ではまだまだ若い小さな職人が一人でなにやら作業中です。
来週の私は、刺しゅうの出張ワークショップに出かけます。店主が拵えてくれた額縁を携えて。
今日も私たちは仕事をつくり、家族と共に在ります。