
今回は、人見知りおじさんの店主がお教えします、廃材でつくる家庭用コンポスト。
コンポストとは、野菜くずや落ち葉などを、微生物たちに分解してもらってできる堆肥のこと。または、その堆肥をつくる容器のことを指して「コンポスト」と呼ばれています。
畑の土の上に、プラスチック製の緑色の容器を見かけることがあると思いますが、あれがいわゆるコンポストです。
プラスチック製のものは、臭いは出ないのですが通気性が悪く、こまめにお手入れしてあげないと、中に入れたものが分解ではなく腐敗にすすんでしまいます。
今回つくるコンポストは、廃材を利用してつくる、通気性の良い木製のコンポスト。
この形のコンポストは、使用方法が確立されていて、初心者の方でも導入しやすいと思います。
材料には、お客さまのお宅で不要になった木材や、店主の嫁がバールを片手に解体前の家屋の床をはがしに行っていただいてきた板など、出番を待っていた廃材たちを使います。
金槌で釘をトンカンして、コンポストを作り上げて、連れて帰ってあげてください。
庭の一角に据えて、お台所で出た野菜くずやお茶やコーヒーの出しがら等を入れておくと、微生物たちが分解してくれて、字のごとく「土に還り」ます。
「土に還る」を肌で感じる機会のなんと少ないこと!
生と死が別のものとして切り離されてしまった今の日本社会で、ほとんど感じることができなくなった感覚を、この小さな自作コンポストを通して取り戻しましょう!
廃材コンポスト