ただの日記。

  

先日、店主と出かけて帰宅し、庭に車を停めた瞬間、「…あっっっ!!」と車を飛び出した店主。見ると、周りを見渡しながら動かない猛禽の姿がありました。店主の「脚元、見て」の言葉に導かれて視線を落とすと、灰色のものが。土鳩でした。

 

我が家では、文鳥と錦華鳥のお世話が毎朝の店主と息子のお仕事になっています。糞トレイの上にこぼれた鳥たちのえさは、どなたか鳥さんに食べてもらおうと庭にばらまいています。

そこへよくやってくるのが雉鳩や土鳩。やってくると一心不乱に地面をつっついて、土の上にばらまいた粟や稗を食べています。「そう言えば、数日前から空を猛禽がウロウロしてた」と店主。狙っていたのでしょう、ほんの一瞬の出来事でした。何か滑空して下りてきたと思った次の瞬間には、土鳩を抑え込んでいる大鷹の姿が地上にありました。

首をまわして周りを見ながら、それでも脚にはしっかりと力が入って、あまり体格の変わらない鳩を抑えつけていました。しばらくして土鳩が少し弱ると、少し離れた桜の木下へと飛んで、獲物を持ち去って行きました。

 

自然にさからわず生きるヒト以外の生き物と、いろいろなもの・ことを自分たちの都合の良いようにねじ曲げて生きるヒトと。そこには大きな差があるといつも感じます。鳥たちをはじめ自然に生きる生き物たちを心から尊敬しています。

立春を過ぎて今日は気持ちのよいお天気でした。朝晩の空気はまだピリリと冷たいけれど、お天道さまがだんだん高くなってくるこの時期は、心も身体もウキウキします。

明日は店主のつくった鳥かごを岐阜に送り出します。青さん、空さん、待っててね!