手仕事はじめ2020

    

2020年が始まっています。

年末はしめかざり作りのワークショップからおせち作り、お餅つきと、せっせと年越しの準備をしました。

ワークショップでは、ご参加いただいたみなさんそれぞれ個性的な酉のしめかざりを完成されました!みなさん、よいお年を迎えられたでしょうか。

今年は、初詣に行った時に目に入る神社のしめ縄や、家々の玄関に飾られているしめかざりがとっても気になって、その飾りたちにしばしばカメラを向けました。一言でしめかざりと言ってもなかなか奥の深い世界です。

写真の酉のしめかざりは山口市のもち米の藁を使ってつくりました。昔は「藁を捨てるのは馬鹿だ」と言われていたそう。暮らしに欠かせない万能な素材だったようです。

地産のあるものを使って暮らしに必要なものを作り、生活に取り込む−。手仕事の本来の在り方です。

店主は3日から、私はぼちぼちと手仕事始め。

店主は家具の製作と鳥かごの製作に加えて、ご依頼いただいた六角形の鳥かごの試作も並行して行っています。数学な苦手な店主は、正六角形の1つの角の角度を求める公式から苦戦しておりました。笑

人生、日々勉強です!

私はくつ下編み。

英文のパターンを編んでいます。日本のようながっつり編み図の編み方ではなく、英文パターンは文章がメインで編み方が説明されています。なんとなくとっつきにくかった英文パターンですが、始めてみたらとっても楽しい!日本のように編み図を見ながら編むと、始めからほぼ完成形が見えているかたちで編むことになるのですが、英文パターンは文章で説明されている言葉の通りに編んでいくとそのかたちがだんだんと見えてきます。

文章を読みすすめて気づいたらできてる!はなんとも言えない気持ちよさです。

そして息子はお友だちと小屋づくりの計画。

資材置き場の2階の一角をベニヤ板で囲った秘密基地で活動中の彼ら。もっと良い環境の自分たちの場所が欲しいと、小屋を建てることを思いついたよう。ただ今2回目のプレゼンを終えて、まだ予算の承認が下りておりません。

彼らのエネルギーは凄い!

「無いものは作る!」私たちが忘れてしまっているとってもシンプルな欲求を、いとも簡単にかたちにしてやってのけます。子どもと大人の間で揺れるこの時期のエネルギーを発散して、その上かけがえのない場所ができたらとてもいいのではないか!

心から応援したいと思います。

今年も店主がつくる美しい家具、私が自分の楽しみ半分で開く手仕事の場所、息子が繰り広げるお友だちとの青春模様をお届けできたらと思っています。

 

どうぞよろしくお願いいたします!