先週、念願の糸紡ぎのお勉強に行ってきました。先生は岩国のStudio Wwwool(スタジオウール)の佐古かおりさん。
山口県内に住む羊さんの毛を使って教えてくださるとのことで、年明け前からとても楽しみにしていました。
編み物をしていて、編んでいる毛糸がどのような背景で作られているのか、染料等は環境に負荷を与えていないのか、いろいろ気になってきたところ、山口県内の羊さんの毛をいただいて製作をされている方の存在を知って、ぜひ私も足を踏み入れてみたい!と思ったのです。
羊毛を洗うところから教えていただきました。
手順を踏んで洗っていくうちに、みるみる綺麗になっていく羊毛。湯気と一緒に羊毛の匂い。この時点で幸せです。
綺麗になった羊毛を広げて乾燥。とっても綺麗になりました。
その間にいよいよ糸紡ぎです。
まずは羊毛をといて、ローラッグという筒状の状態にしました。
このローラッグとスピンドルを使って、糸を紡ぎます。左手にローラッグを持って、右手でスピンドルを回しながら羊毛に撚りをかけて糸にしていきます。
二人とも何も言葉を発せず作業をする時間もたくさんあったのですが、とても気持ちのよい時間でした。
そしてついに!なんとか糸ができました!
この糸を玉巻き器で玉に巻いて、単糸を撚り合せて双糸にする作業も教えていただきました。
この作業では、スピンドルをまわす方向が1本の糸を紡ぐ時と反対です。「わらの縄綯いと同じだ!」と気づきました。
出来上がった双糸をかせとりに巻いてかせに!ついにできあがりです!!
できた糸を手にした時は嬉しくて涙が出そうでした。
もっと上手に紡げるようになりたい。店主に道具をつくってもらおうと企み中です。
身近にある材料で毛糸から作って編めたら、とっても幸せ!手仕事いろいろとやっていますが、また大切にしたい手仕事が増えました。
手仕事を通していろいろなものを見ることができると思っています。そろそろまたワークショップの計画しなきゃ!と、パワフルなかおりさんの笑顔を思い浮かべて思うのでした。
本当に楽しかったです。ありがとうございました!