お店のこと

燕 −つばくらめ−

燕 −つばくらめ−

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前回の綴りから、1年以上経っていました。   昨年は秋から冬にかけて、稲わら携えて、あちこちにわら細工を広めに奔走。 年明けはすっかり冬眠モードに。 春からめきめきと身体と心が開いて、野良仕事三昧の毎日でした。       昨年は田植えの時期に水がなく、「水がない」と地区の方が口々に言われていたため、今年もお水が心配でしたが、無事に田植えが終わりました。 田植えの時期の、窓の外の水鏡の風景が大好き ...
つばくらめ

つばくらめ

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家の周りでは、ツバメやヒバリの声が聴こえる季節になりました。   昨年、店主の作業場の入り口の電球に、ツバメが巣を。ツバメの巣を間近で見たのは初めてで、泥と草でこんなにも見事な造形を作り上げることに驚くと同時に、自然からあまりにもかけ離れてしまった人間のものづくりを情けなく思いました。 都合よく自分以外のものをねじ曲げるのではなく、ある物で必要なものを作り出すブリコラージュなものづくりの先生は、こ ...
バランス

バランス

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数学が大好きだった。 答えはひとつ。それ以外は間違い。シロとクロの間にはっきりとした線引き。 それが潔く、気持ち良かった。     私たちが暮らす社会には、シロにもクロにも属さない曖昧なことやはっきりしないことがたくさん。 そのぼんやりしたことたちや、それらを受け入れて許すことが、この世界を豊かに、優しくしているんだと思う。     そんなことを考えていた数日後、息子とケンカ。 家族との約束を守ら ...
弥生

弥生

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昨年度から学び始めた竹細工。昨年度の課題は六つ目編みのかご。そして今年度2つ目の課題は亀甲編みのお皿でした。亀甲編みは六つ目編みよりも編み方がむずかしく、編組のパターンを理解するのに少し時間がかかりましたが、無事に編み上げてお皿の形にすることができました。 初めて編むのにこんなに綺麗なお皿に仕上がったのは、先生がご準備された竹ひごが美しいから。 今、竹ひごを取ることを学んでいますが、私が自身で初め ...
1+1

1+1

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店主の左腕。 大学生@鹿児島の頃、インラインスケート中に骨折。折れた骨が皮膚の外に飛び出すほどの大怪我で、即手術。今でも大きな傷跡があります。 右手のように旋回しないし、だるくなりやすい。私の右腕。 5年半前に乳がんが見つかり、右乳房を切除した際にリンパ節も。その後遺症で重たいものが持てなかったり、締め付けNGだったり。 めぐりも悪く、単調な作業の繰り返しでとてもだるくなる。寒い季節、二人で車に乗 ...
はつはる

はつはる

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明けましておめでとうございます。 2020年。店主・嫁共々、いろいろなお声かけをいただき、沢山のご縁に恵まれました。本当にありがとうございました。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。   今日は窓の外、地面も空気も白でした。山口市、終日暴風雪注意報発令中。我が家の猫小梅さんも、一日中ストーブにべったりでした。ここ山口市に来て、同郷の方と出会う機会をいただきました。私の故郷は岐阜県の飛騨高山。そ ...
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